はじめまして!
『探偵ファンドットコム』の管理人、鳥屋部 アリス(とりやべ ありす)と申します。
大阪府出身、射手座、AB型のシングルで、普段はおもに輸入雑貨店のバイヤーをしています。
「で、そんなあなたが、なぜ探偵に関するサイトなんて運営しているの?」となりますよね。
それはですね、仕事や私生活でいくつかのトラブルを経験して、探偵さんがとっても頼りになる存在だという結論にいたったからなのです。
しかも、2019年夏には友人が地元で探偵事務所をオープンしたんですよ。
残念ながら(?)小説や映画にあるような殺人事件の調査依頼などは皆無らしく、ほとんどが旦那さんの浮気調査なんですけどね。
とはいえ探偵さんは、警察が取り合ってくれない「金銭トラブル」や「ストーカー被害」などでも、かなり頼りになりますよ。
自己紹介代わりに、私が仕事やプライベートでお世話になった探偵さんたちの素晴らしいお仕事をご紹介しておきますね。
ちなみに、私はシングルですので、浮気調査ではないですよ。
自称国際弁護士から面倒な電話があり、探偵事務所を利用して問題解決した件

私の職業は外国で雑貨などを買いつけるバイヤーなのですが、アジアの諸国は日本や欧米ほど著作権の意識が高くはありません。
そのため、どこのお店でもよく似たデザインの商品が売られているのですが、みんさんそれほど気にしているようにはみえません。気にしだすとキリがないのでしょうね。
「隣のお店のショーウィンドウに並んでいた商品が素敵だったから、うちでも同じようなものを作って売ってみよう」というくらいの意識なのでしょう。当然、どのお店が最初にデザインしたものなのかは第三者にはわかりませんし。
だけど、現地の人は諦めていても、日本人は違います。
というわけで、「(現地では)有名なブランド」の日本の代理店から「あなたの買い付けた商品は模倣品だ」との連絡をいただいたことがありました。ちなみに商品にブランドのロゴはついていません。
もちろん、偽物のブランドロゴが付いたものや、どのブランドの商品なのか一目でわかるような特徴的な商品を買い付けることはありませんが、古典的なデザインやシンプルなものがオリジナルか否かは、どんなベテランバイヤーでもわかりません。
クレームがきてもたいていの場合、「念のために商標登録を見せてほしい」とお願いすると、それから二度と電話がかかってこないのですが、自称・国際弁護士のH先生だけは違いました。
日曜日に突然電話をかけてきて、「私はベトナムの『I』というブランドの日本代理店『L』の代理人『H』だ。おたくのせいで『I』の偽物が出回っている。法律違反のため、今後は『L』を通じて仕入れるように」と凄むのです。
H先生は、土日でも夜の11時でも構わず電話をかけてくるので、「もしかすると、『L』さんは『ややこしい会社』なのかもしれない」と思ったのですが、案の定、『H』先生の電話の回数はどんどん増えていきました。どんだけ暇なんだと思いました、少し。
そこで、インターネットで見つけた探偵さんに依頼して『L』社のことを調べたら、女性ひとりきりで経営しているとくに危険な会社ではありませんでした。
探偵さんは、自称・国際弁護士『H』さんについては、とくに言及されていませんでしたが、最近になって、同じ名前の国際弁護士のホームページに「自分の偽物が出没しているからご注意ください」と書いてあるのを見つけましたので、もしかすると代理店の女性社長さんも偽弁護士の被害にあっていたのかもしれませんね。
もしも海外で偽物(?)を買い付けてしまい、日本で販売して、代理店に訴えられたら?

この件につきましては、著作権に詳しい本物の弁護士に聞きました。
まずブランドのロゴが付いてるものや、多くの人が一目でどのブランドの商品なのかわかるような商品の偽物を販売してはダメです。
ブランドロゴのないシンプルなデザインのものを、ノーブランドの商品だと思って販売したとします。それで万一、正規の代理店から提訴されたとしても、代理店の勝訴は難しいそうです。
探偵さんからいただいた「安心感」
たとえ弁護士の先生に「違法でないから大丈夫」とお墨付きを頂いても、やはり不安ですよね。
そんなときは、トラブルの相手がどのような人なのか知ることがなによりも大切。
ビジネスでトラブルになったら、弁護士のほかに探偵さんに依頼することも視野に入れておきましょう。
知人が探偵さんに素性調査をしてもらい、貸したお金を取り返した件

交際相手や友人にお金を貸したところ、なかなか返してこないときにも、探偵さんが助けてくれる場合がありますよ。
バンコクに住む友人から、「ある女性が交際相手にお金を貸したところ、返済されずに困っているから話を聞いてあげて。友人やお姉さんにも相談できないらしい」と頼まれたことがあります。
さっそく女性に連絡を取って話を聞いてみたところ、その男とは、10年ほど前に飲み会で知り合ったそうでした。
その10年後の出来事がこれ…、典型的なクズですね。
- 彼女のもとに男から「アドレスを整理していたら君のが出てきたよ。今、海外で仕事をしているんだ。今度日本に返った時に会えないかな」と突然エアメールが届く。
- 日本で再開し、半年くらいは羽振りの良い素晴らしい紳士(社長)を装っていた
- 男、「会社が不渡りを出した」という名目で、彼女からお金を借りる
- 男、突然消息不明に(後で理由を聞いたところによると、金策に渡航していたらしい)
- 彼女、とても心配する
- 「もう少し貸してほしい」と男から連絡が入る
- 彼女、ホッとして、さらに貸す
- 男、ふたたび突然消える
- そろそろ怪しいと思い、「ほんとにほんとに大丈夫なの?」と鬼LINEやメールを送り、留守電に吹き込む
- 男「俺のことが信頼できないのか~!」と突然キレる
- いよいよ怪しいと思い、返済を迫る
- 「もう一度頑張りたい。それにはさらに金がいるんだ~」と男
- 「お金なんかもうない」と彼女
- 「俺やっぱもう死ぬわ~。もう一度君に会いたい」と男
- 「ちょ、ちょっと‥死なないでよ!」と彼女
- 「俺が死なないためにも金がいる。それはふたりの為でもある。最期に君に会いたいよ~!」
- 再びお金を貸す
- 男、数か月間消える←ここで私に連絡が入る
私「失礼ですが、総額でいくら貸したのですか?」彼女「1000万円です」
独自のルートで情報を集めてくれた探偵さん
その借りパク逃走男の父親は、東北地方でレストランを数軒経営しているオーナーシェフだということだったので、「とりあえずお金を持ってそうなので親御さんに返済をお願いしましょう」ということになりました。
そしてインターネットで調べた探偵さんにお願いすると一週間くらいで回答がきました。
ちなみに探偵さんには「探偵業法(探偵業の業務の適正化に関する法律)」という法律があり、当然、まともな探偵さんは法律を守りながらお仕事をされます。
というわけで、男の住民票や戸籍謄本を不正に取得したのではありません。
男が言っていたように、父親の職業はレストランのオーナーシェフではありませんでしたが、かなりの資産家のようでした。
早速、家族に連絡を取ったところ、「息子とは高校卒業後一度も会ってない。とっくの昔に勘当している。借用書があるので返済してあげるから、兄弟姉妹や自分たちの所にはもう連絡してこないように」とのことでした。
親が世間体を気にするタイプで、なおかつ資産家だったため、実家に返済をお願いする戦法は大成功でした。雰囲気からこれが初めてではなかったと考えられます。
こういったことで警察は絶対に動いてくれませんし、この手のタイプは、民事で提訴しても法廷には現れないでしょう。
かりに女性が不戦勝したとしても、すでにお金は全額使っていると思われますので、本人からの返済はまったく期待ができません。
探偵さんは親との交渉にも協力してくれるそうなので、多少の手数料が発生したとしても、諦めるよりは何倍もマシです。
何より人に騙されたという自己嫌悪や、その後の人生でたびたび思い出してしまうという不快感から、解放されます。
浮気調査だけではない、探偵さんのお仕事

探偵さんにも弁護士さんにもそれぞれの得意分野がありますし、どちらにお願いするかは、ターゲットのキャラクターにもよるでしょうね。
浮気調査だって、証拠をつかむのは探偵さんのお仕事で、慰謝料請求の段階になってはじめて、弁護士さんにお願いすることになります。
慰謝料の額は、探偵さんが集めた証拠に影響するでしょう。
もしかすると、旦那さんは浮気なんかしてないかもしれません。
配偶者の浮気やストーカー、金銭や仕事上のトラブルを抱えてしまうと、日々の生活を楽しめませんよね。
トラブルの内容によっては、家族や親友にも相談しにくいこともありますよね。そんなときは、探偵事務所への依頼も選択肢に加えてみましょう。